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武蔵野大学アントレプレナーシップ学部にて、Clickを利用したプロトタイピング集中講義が開催され、最終発表はTokyo Innovation Base(TIB)で実施されました

武蔵野大学アントレプレナーシップ学部において、2日間にわたるプロトタイピング集中講座が開催され、学生たちは純国産ノーコード開発ツールClickの使い方を学びながら、独自のアプリケーションを開発しました。

最終日には、学内で開発したプロダクトを発表し、審査を経て選ばれた4チームがTokyo Innovation Base(TIB)で開催されました『EMC NIGHT』 にて公開プレゼンテーションを行いました。

伝えたいこと

 Clickは、ノーコードで簡単にプロトタイプを作成できる最適なツールです。プログラミング不要で、デザインとプロトタイプを1つのプラットフォームで作成でき、簡単に編集することができます。キャンバスとよばれるデザインエディター上でプロトタイプを即座に再生・プレビューし、迅速にフィードバックを繰り返すことで、プロトタイプを洗練させることができます。また、次のステップとして、そのプロトタイプをMVP(Minimum Viable Product)としてターゲット市場に投入し、評価を得ることも可能です。

武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC※)について

高い志と倫理観を持ち、新たな価値を創造する起業家精神(アントレプレナーシップ)の育成を目指しています。実践重視のカリキュラムを採用し、現役実務家教員のサポートや起業家との対話を通じて、学生が失敗を恐れず未来へ踏み出せる環境を提供しています。

カリキュラムは、プロジェクト型の「実践科目」を中心に、社会に対する好奇心や挑戦する情熱を育む「マインド科目」、アイデアを実行しカタチにするための「事業推進スキル科目」の3本柱とし、「ことを成す」ために必要な要素を身につけていきます。授業スタイルは、すべてグループ学習/事例研究/対話/ゲスト起業家との対話など、双方向に学ぶアクティブラーニングスタイルを徹底します。

※EMC = Entrepreneurship Musashino Campus アントレプレナーシップ学部の愛称。

Tokyo Innovation Base(TIB)について

Tokyo Innovation Base(TIB)は、スタートアップや起業家を支援するためのイノベーション拠点です。ここでは、ビジネスの成長を促進するために、ネットワーキング、メンタリング、資金調達の機会が提供され、起業家や技術者が集まり、新しいアイデアや技術を活かしたプロジェクトを推進する場として役割を果たしています。

ワークショッププログラム概要

ワークショップでは、MikoSea株式会社 代表の工藤亮太が「プロトタイプ製作においてユースケースの重要性」について講義を行い、続いてCTOの中利弘が、能登地震で活躍したノーコード開発の事例を中心に紹介しました。その後、弊社ノーコードエンジニアの長谷川万大がClickの基礎講座を進行し、参加者は基本的な操作方法を学びました。

参加学生はチームごとに作りたいアプリのバックログ(タスク単位での情報整理)を作成し、アプリ開発に取り組みました。約40名が参加し、20組に分かれてアプリを開発し、個性豊かなアプリケーションが誕生しました。ワークショップはハッカソンのような熱気に包まれ、最終発表も非常に素晴らしいものとなりました。

左(画面) 粟生 万琴 教授
左(画面) 粟生 万琴 教授
左上(画面)Mikosea株式会社CEO 工藤亮太
左上(画面)Mikosea株式会社CEO 工藤亮太

<DAY 1>

  • イベント予約アプリを作りながらClickの基礎を習得。
  • プロダクトバックログを作成。

<DAY 2>

  • プロトタイプを完成させるためのアプリ開発。
  • 各段階で内容に応じた講義とサポート。

<DAY 3>

  • 学部内発表
  • TIBでの公開発表
TIBでの発表の様子
TIBでの発表の様子

受賞作品

FailNate(Click賞受賞)

トレンドの音声ガイドや最新の動画機能を取り入れ、生成AIを活用してMITB診断ができる多機能なコーチングアプリです。ツイート機能も搭載し、生成AIがあらゆる情報を最適化して、ユーザーに最適化されたコーチングを提供します。

アプリの主要な機能
アプリの主要な機能

最新のイベント情報を提供し、デジタルスタンプでポイントを貯められる店舗用アプリです。チャット機能を通じて、店舗とお客様がアプリ内でつながります。

アプリの主要な機能
アプリの主要な機能

Emotionファンコミュニティ

路上アーティストと直接つながり、ライブ来場者に応じてポイントを獲得できるファンコミュニティアプリです。会員はオープンチャットを利用でき、運営側も会員管理が可能です。

アプリの主要な機能
アプリの主要な機能

アイスパーク(iSpark)

独自キャラクターを使用し、生成AIのリテラシーや使い方をクイズ形式で楽しみながら学べる小中学生向けの学習アプリです。AIチャット機能付き、三ヶ国語に対応しており、学習の進捗状況も確認できます。

アプリの主要な機能
アプリの主要な機能

参加学生からのコメント

  • プログラミングは苦手だけれど、Clickはとても使いやすく、アプリを作成することができました。
  • 長い間どうやって作ればよいかわからなかったプロダクトをついに形にすることができ、夢中になって朝まで作業していました。これほど多くのことができるなんて、すごいと感じました。
  • 先生も優しく、学ぶ環境が整っていてよかったです。また来年もあれば参加したいです。ホームページや、自分のビジネスで活用したいと考えています。
  • アプリ開発と言うと難しそうで不安でしたが、3日間の集中講座はとても楽しかったです。
  • 質問にも丁寧に答えていただき、もっと学びたくなりました!丁寧なご指導ありがとうございました。将来のビジネスやキャリアにも活用したいです。
  • 今回作ったアプリは、今進めているプロジェクトで使います。
  • アプリを作るのは初めてでしたが、とても楽しく、質問にも丁寧に答えていただけたので理解できました。また来年も参加したいです。
  • 趣味のアプリやウェブサイト作成、ポートフォリオ作成にも活用したいです。
  • 今後、仲間との共同プロジェクトでもClickを使いたいです。

担当教員:粟生 万琴教授からのコメント

主にEMC2年生を中心に履修する、スキル系のプロトタイピング講義を昨年に続き、Clickによるノーコード開発を3日間の集中講義(Boot Camp)スタイルで実施しました。EMCの真髄である、実践授業プロジェクト(2,3,4年生がチームになってプロジェクトテーマを実践、起業するチームも多数)との連携をふまえ、アプリ開発を通じチームのアイデア、ビジネスモデルの検証となるMVP開発が実践でき、誰一人取り残すことなく3日間を終えることができました。

2020年から文部科学省の指導要綱の改変により、既に高校時代にプログラミングを経験した学生も多く、ノーコードの開発の理解のみならず、チーム開発を学ぶこともできより実践的な授業進行となりました。生成AIやボイスガイドをつけるなど、最新の技術トレンドも含め、完成度の高い発表会となりました。3日間 学生ともどもClickの使い方サポートからアイデアを画面に落とすところ、DBの設計もサポート頂き、心より感謝申し上げます。入賞したチームは、継続して実践プロジェクトでアプリをバージョンアップしてよりよいものにしていきます、引き続きよろしくお願いいたします。

今後の展開について

今後も当社は、さまざまな教育機関と連携しながら、より簡単にアイデアを形にできる環境を後押しししていきます。

Click教育事業とは 

自社プラットフォーム「Click」を活用し、基礎から応用まで、ノーコードに関する知識・技術を提供します。起業、新規事業やDX、小学生からお年寄りの方まで、目的に合わせた内容をご用意いたします。是非、お問い合わせください。


粟生 万琴 武蔵野大学アントレプレナーシップ学部/教授 株式会社LEO 代表取締役 

エンジニアとしてソフトウェア開発に従事した後、IT人材サービス会社にて社内ベンチャーを立ち上げ、Webアプリ開発に特化した事業を手掛ける。TECHカンパニー女性初の役員に就任、イントレプレナーとして自社WEBサービス事業分社、産官学連携スタートアップ推進プロジェクト責任者として従事。2016年 関西発AIベンチャー、株式会社エクサインテリジェンス(現 株式会社エクサウィザーズ)創業 取締役COOを経て、2019年「なごのキャンパス」プロデューサー就任、2020年 ZIP-FM「Startup [N]」のナビゲーター就任。武蔵野大学 アントレプレナーシップ学部教授、名古屋大学 産学官連携 客員准教授。2022年3月名古屋市教育委員就任。他、三重県 DX アドバイザー、中京テレビ放送 放送番組審議会委員等を務める。

https://emc.musashino-u.ac.jp/news/2020/11/makoto-aou/