【福岡未来創造プラットフォーム主催】 福岡都市圏の大学生、高校生、社会人が公募参加し、Clickを活用した「商店街アプリ」開発プロジェクトが始動
2025年8月30日、9月1日の両日、福岡市が開設しているエンジニアのための交流・コワーキングスペース施設「エンジニアカフェ」において「まち・デジプロジェクト」のセミナーが開催されました。
伝えたいこと
「まち×デジプロジェクト」が、12月に予定される最終発表・審査会に向けた取り組みを開始

「まち×デジプロジェクト」とは
まち・デジプロジェクトは、半年間の実践プロジェクトです。主催は福岡未来創造プラットフォーム。同プラットフォームでは福岡市を中心とする高等教育の振興と地域社会の活性化を目的に、福岡都市圏の大学・自治体・産業界で構成され、大学・自治体・産業界の垣根を越えた取り組みをすすめています。
今回、「アプリ開発やSNSマーケティングなどのデジタルスキルを活かして、地域の人や企業とつながり、アイデアをカタチにしていこう!」という呼びかけ(公募)に手を上げた23人が9つのチームを組み、唐人町商店街を舞台にこれからリアルプロジェクトを企画・実行していきます。
高校生、大学生、社会人からなる多彩なチーム
「まち×デジ」に参加した23人の最年少は高校1年生の女子。その他に佐賀県から参加した2人の高校3年生もいます。大学生は19人ですが、理系よりも文系の大学が多く、女子学生の割合が高いのが特徴です。初めて顔をあわせるという学生がほとんどですが、難なくチームが編成され、初日から活発な議論が進められました。

2日間のプログラム進行とアプリイメージ(現状)
初日はMikoSeaのスタッフが講師をつとめ、ノーコードアプリ制作ツール「Click」の入門講義と事例紹介を行い、つくりたいアプリのアイデアをチームで出しあいました。
2日目は各チームで唐人町商店街をフィールドワーク。フィールドワークのあとはカフェに戻り、課題をまとめあげ解決イメージを創りあげていくというハイテンポな展開です。

各チームの発表で紹介されたアプリの構想は、
- 人びとの通過を滞在に変えるアプリ
- 人が集まるフリースペースづくりアプリ
- ミニゲームと掲示版が融合したアプリ
- ゲーム機能を活かした犯罪防止アプリ
- まちの知名度をあげるためのアプリ
- マップでルート提案できるアプリ
- 商店街を舞台とした「リアル謎解き」アプリ
等、若者らしい発想が随所にあふれていました。

今後のスケジュール
学生たちは12月に予定される最終発表・審査会に向け、フィールドワーク(商店街のヒアリング等)、グループ討議、Discordでのオンラインディスカッションを重ね、最終提案のとりまとめとアプリ開発にのぞみます。学生のデジタルスキル向上と地域課題解決を目指す「まち・デジプロジェクト」が、多様な世代による自律的な地域社会づくりの新モデルとなりそうです。
優秀アプリ開発チームには福岡市長から賞金付きの賞状が授与される予定とのことで、学生たちの健闘にも拍車がかかります。

主催:福岡市未来創造プラットフォーム
- Webサイト
- 所在地
〒813-8503 福岡市東区東区松香台2-3-1
運営:(公財)九州先端科学技術研究所
- Webサイト
- 所在地
〒814-0001 福岡市早良区百道浜2丁目1番22号
福岡SRPセンタービル5階

東京大学工学研究科都市工学専攻を修了の後、公益財団法人九州経済調査協会や九州大学において長年、地域調査や産業政策・地域政策の立案に従事するとともに、数多くのまちづくりに参画している。