ノーコード開発プラットフォーム「Click」、日本円ステーブルコイン「JPYC」決済機能をリリース

背景と目的

昨今、Web3.0領域におけるブロックチェーン技術の活用が進む一方で、アプリへの決済機能の実装には高度なプログラミングスキルや専門的なセキュリティ知識が必要とされ、多くのクリエイターや中小企業にとって参入障壁となっていました。 Clickは、日本国内で法的に裏付けられた前払式支払手段であるステーブルコイン「JPYC」と連携することにより、ドラッグ&ドロップ一つでこの課題を解決します。 本機能により、エンジニアでなくとも、直感的な操作だけで、自作のモバイルアプリやWebアプリに「JPYC」を用いた決済・送金機能を組み込むことが可能となり、企業DXの加速とステーブルコインの社会実装を推進します。

新機能「JPYCエレメント」の概要

「JPYCエレメント」は、Clickのビジュアルエディタ上で利用可能な拡張機能です。

1. ドラッグ＆ドロップで設置完了 Clickのエディタ画面左側のパネルから「JPYCエレメント」を選択し、画面上に配置するだけで実装準備が整います。複雑なAPI連携コードやスマートコントラクトの記述は一切不要です。

2. ウォレット接続から決済までシームレスに ユーザー（アプリ利用者）が保有するウォレットと連携し、アプリ内での支払いをJPYCで完結させるフローを標準搭載しています。

3. 多様なユースケースに対応 ECアプリでの物品販売はもちろん、クリエイターへの投げ銭（チッピング）、月額会員制コミュニティの会費徴収、イベントチケット販売など、幅広いシーンでブロックチェーン決済の利用を実現します。

新機能「JPYCエレメント」操作方法

JPYC エレメント | Notion 📌 JPYCエレメントとは https://click-nocode.notion.site/JPYC-2b7b3ff2903380c29d7dd66d3ef51c8d

用語解説

＜Click（クリック）について＞ プログラミング不要で、直感的な操作によりiOS/AndroidアプリおよびWebアプリを開発できるノーコードプラットフォーム。アイデアを即座にプロダクトとして形にできるアジリティが評価され、スタートアップから大企業まで幅広く導入されています。

＜JPYC（ジェイピーワイシー）について＞ 1JPYC=1円で取引される日本円連動型のステーブルコイン（前払式支払手段）。ブロックチェーン技術を活用し、低い手数料と高速な決済を実現することで、キャッシュレス社会の発展に寄与しています。