株式会社アジケデジタルコンテンツの“使いやすさ”を診断するサービスを1ヵ月でリリース!ユーザビリティやUXデザインに関する課題をセルフチェックできるアプリ『すぐレビュLite』をClickでMVP開発
株式会社アジケがリリースした新規事業『すぐレビュLite』は、サイトやアプリのユーザビリティやユーザー体験に関する課題を60秒で無料診断できるできるサービスです。このサービスは、デジタルサービスを運営する担当者に向け、デザインの専門知識がなくても、サービスの使いやすさを簡単に診断できる体験を提供し、UXの向上をサポートします。
リリースから3ヶ月で、1週間あたりの流入が100件を超えるなど、着実に成果を上げています。この度、『すぐレビュLite』の企画・事業責任者であり、株式会社アジケのサービスデザイナーである原菜奈美様にお話を伺いました。
伝えたいこと
Clickは、ロジックや分岐を必要とする診断コンテンツをエンジニアでなくても簡単に作成できるツールです。さらに、アプリの作成も短期間で行えるため、ユーザーからのフィードバックを元に改善を重ねるMVP開発にも最適です。
人にとって豊かな体験をデザインすることで“味気”のある世の中をつくりたい
御社の事業内容をおしえてください
弊社は事業課題を顧客目線で解決するサービスデザイン会社です。人にとって豊かな体験をデザインすることで“味気”のある世の中をつくりたいと考えています。UXデザインやサービスデザインを通じて、人々の生活や感情に寄り添ったデザインを提供することを目指しています。
事業内容としましては、主にデザインコンサルティング、サービスデザイン、組織開発支援、プロダクト開発事業を展開しています。現在、約30名の専門家が在籍しており、少数精鋭のチームでクライアントの課題解決に取り組んでいます。
幅広い業界の企業と連携しており、特定の業界に偏ることなく、多様なクライアントと共にプロジェクトを進めています。特に近年は、金融業界からの問い合わせが増えており、大手金融機関と協力し、Webサイトやアプリ、銀行で使用するタブレットのデザインやデザインシステムの構築支援等を行っています。こうした実績により、他の金融企業からも信頼を得ており、現在では多くの金融系企業からご相談をいただく機会が増えています。
原様は、現在どのような業務を担当されているのでしょうか?
私が所属しているのは、デザイン組織開発支援事業部です。この部署では、UXデザインを用いてデザイン組織の立ち上げ、デザイナーのキャリアパス設計、従業員の体験設計、そしてアジケ独自の研修プログラムによるデザイナーの育成に特化したサービスを展開しています。コンサルティングとしては、企業のデザイン文化や仕組みを取り入れる支援がメインですが、それに加えて新規事業開発も担当しています。
私はこの部署でマネージャーを務めており、デザイン文化や仕組みを企業に導入するサポートを行う一方で、新規事業「すぐレビュ」の立ち上げに携わりました。その中で、デジタルコンテンツの使いやすさを診断するサービス「すぐレビュLite」は、2024年2月にリリースされた新しいサービスで、多くのお客様にご利用いただいております。このサービスでは、Clickを活用し、デジタルコンテンツを利用するユーザーにとってより良い体験を提供することを目指しています。
「すぐレビュ Lite」は、サイトやアプリのユーザビリティやユーザー体験に関する課題をセルフチェックできるツール
「すぐレビュ Lite」についてご紹介ください
「すぐレビュ Lite」は、サイトやアプリのユーザビリティやユーザー体験に関する課題を診断できるツールです。20の質問に答えることで、現在のサービスの状態を定性的・定量的に診断できる仕組みになっています。
このサービスは昨年から新規事業として、顧客のデザインニーズを探りながらアイデアを試す取り組みを行っていて、今年の初めにそのアイデアを具現化し、Clickを使って最低限の機能を持たせた状態で、ユーザーに届けるためのMVP(Minimum Viable Product)として2月に提供を開始しました。
サービスを提供する際、企業はユーザーに実際に使ってもらうことでフィードバックを得ようとします。しかし、その過程で「使いづらい」という声が挙がることが少なくありません。この問題は多くの企業にとって共通の悩みです。サービスを使っていても、なんだか直感的でない、操作が煩雑だと感じることがあり、そうした「使いづらさ」が原因で、ユーザーの満足度が低下してしまうことがあります。
企業が抱えるこの「使いづらさ」の課題に対し、まずは自社で問題を見つけられるような診断サービスを提供することを考えました。これが『すぐレビュ』です。このツールは、企業が自分たちで使い勝手を評価できるように設計されており、ユーザーからのフィードバックを基に、どこが悪いのか、なぜ使いづらいのかを明らかにする手助けをします。すぐレビュLiteで問題点を特定した後は、より具体的にどこが悪いのか、どう改善すればいいのかを専門家と一緒に確認していくすぐレビュProを提供していきます。
アプリを作ること自体に多くの時間をかけずに、ユーザーからの反応を確認したい
Click導入前の課題はどんなことがあったのでしょう
新規事業を立ち上げる上で、アプリを作ること自体に多くの時間をかけたくないという思いがありました。なるべく早く形にして、ユーザーからの反応を確認したいと考えていました。
導入前の段階では、現在試したいことをどのようにユーザーに体験してもらうか、その手法を模索していました。そのため、クオリティを確保しつつ、効率的に検証できる方法を探していました。
Clickを活用することで、その課題は解決されましたか?
はい、そうですね。昨年の年末の時点では、まだ全然形になっていなくて、アイデアが少し出てきた程度だったんですけれど、今年の年始に入り、Clickを見つけて具体的な形にすることを始めました。その後、今年の2月中旬にはリリースまでこぎつけたので、1ヶ月で具体的なUIとして、サービスとして触れる状態にすることができたんです。やりたかったことが実現できたと思っています。
また、操作に迷うこともほとんどなく、スピード感をもってアプリを完成できました。診断系の機能でうまくいかない部分があり、少し時間がかかりましたが、基本的な操作については特に問題はありませんでした。
専門的な知識がなくても、Clickを使えば、簡単に形にすることができます
Clickを選定された際のポイントは何ですか?
LPやシンプルなサイトをノーコードで作成するサービスは色々出てきてると思うんですけれど、今回作りたかったのは診断コンテンツでした。診断系のコンテンツは、ロジックや分岐を作成する必要があり、その対応ができるサービスはどれなんだろうと探していました。しかも、エンジニアではなく、デザイナーでも使えるもの。専門的な知識がなくても、Clickは触って形にすることができるというところが決め手でした。
さらに、APIとの連携が柔軟にできる点や、チャット機能を搭載したりするなど、必要な機能が揃っているかどうかを確認し、試してみようと思い導入に至りました。
短期間でアプリを作成し、実際にユーザーに届ける仕組みができました
Click導入後の効果をおしえてください
Click導入後、短期間でアプリを作成し、実際にユーザーに届ける仕組みができたということが、大きな成果でした。その結果、noteなどでの記事発信にも力を入れることができ、リリースから約2カ月後には多くの方に見られるヒット記事も生まれました。
これにより、サービスに対する関心が高まり、ユーザーの流入が増え、課題点やデータを収集・分析することが出来るようになったので、当初の目的であった検証作業を実施できるようになりました。
最後に、今後の展望について教えてください
現在、「すぐレビュ」はリリースから半年が経ち、まだ成長途中の段階です。まずは、多くのこの人に知ってもらって、実際に使ってもらうことで、ユーザーの理解を深め、利用者に役立つサービスにしていきたいと考えています。
Clickで作成したLite版の提供や色々な方法も試しながら、デザインに悩む方々の助けとなるようなサービスを作っていき、事業を成長させていきたいと思います。
\『すぐレビュLite』はこちらから/
株式会社アジケ
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