製造現場の業務を支えるデータ連携DX開発期間は約3か月!検査・製造・進捗を“見える化” 製造現場の業務を支えるデータ連携DX
検査記録・製造管理のデジタル化により製造現場の可視化と業務標準化を実現
愛同工業株式会社では、製造現場を中心に、紙による検査記録やExcelベースの製造管理が長く運用されていました。業務の属人化や情報共有の難しさが課題となる中、同社は業務のデジタル化と可視化を目的に、ノーコードツール「Click」を導入。「検査記録書アプリ」「製造管理アプリ」「製造管理モニター」の3つの仕組みを整備し、製造現場のDXを段階的に推進しています。
伝えたいこと
検査記録・製造管理のデジタル化により製造現場の可視化と業務標準化を実現
システム概要
タブレット検査アプリの導入と現場での反応
現場では、タブレットベースの検査記録アプリを使用。このアプリでは、検査結果の入力だけでなく、チャット機能や複雑な計算処理にも対応。導入当初は、デバイスの動作速度など課題もあったが、現場でのテストと改善を重ねることで、徐々に使いやすさが向上。
“特に評価されたのがチャット機能”
- 作業員とチームリーダー間のコミュニケーションがスムーズに
- 口頭確認や移動が減り、作業効率が向上
- 作業時間が約30分短縮されるなど、現場での手応えを実感
現場からは「以前よりも状況共有がしやすくなった」「確認の手間が減った」といった前向きな声が寄せられています。
工場全体を支える製造管理モニターの構築
次に取り組んだのが、工場全体の状況を“見える化”する製造管理モニターです。 工場内に設置した65インチの大型モニターに、検査記録や製造データをリアルタイムで表示する仕組みを構築
このモニターでは、
- 設備稼働状況
- 人員配置図
- 工程内異常
- 稼働グラフ
- 停止設備ワースト
- 不良ワースト
といった複数の情報を、Click標準機能のウェブビューを通じて一元的に確認できます。現場の業務フローを丁寧に整理し、工場管理者から現場のスタッフまでわかりやすいと高い評価を得ています。
製造管理アプリと検査記録アプリの連携
現在、同社では主に2つのアプリケーションを中核に運用
製造管理アプリ
- スマートフォン・PCの両方から入力可能
- 製造データをリアルタイムに登録・更新
検査記録アプリ
- 検査結果をスプレッドシート形式で表示
- モニターで全体状況を把握可能
両アプリは共有データベースで連携しており、1日あたり1人につき1〜3種類の製品検査データを、各工場約30人分まとめて管理しています。紙からデジタルへの移行により、記録・確認・共有にかかる手間が大幅に軽減しました。さらに多国籍の現場に合わせ、ボタン一つでベトナム語に翻訳してくれる機能も搭載。現場の声を生かしたアプリとなっています。
労働時間管理への展開と多拠点利用
多拠点での見える化展開(ベトナム拠点へ横展開中)
現場の変化点や設備稼働状況、当日のシフト、品質異常、工程内不良の状況などを、大型モニター上でタイル表示し、現場と管理者が同じ情報をリアルタイムに共有できる仕組みを構築。さらにこの仕組みは現在、日本国内で運用しながら改善を重ねており、ベトナム拠点への横展開も進行中。今後、数か月で展開を完了し、海外拠点でも同じ見える化と情報共有を実現していく予定です。
お客様の声
一番の成果は、作業時間の短縮そのもの以上に、現場が自分たちで小さく作って試し、改善を回し続けられる仕組みができたことです。Clickを使いながら、この改善の文化を育てていきたいです。
今後はベトナム拠点への本格展開や翻訳対応など、さらなる改善を進めていく予定です。
愛同工業株式会社
- ウェブサイトURL
- 所在地
本社(大府工場)〒474-0052愛知県大府市長草町山口51-2
- 会社概要
製造業