Click活用で業務効率と生産性を向上会社全体のデジタル化を推進!Clickを活用してバックオフィス業務の効率化、経費削減、生産性向上、ユーザビリティ改善を実現

アイエスジー株式会社は、業務効率化と生産性向上を目的に、Clickを活用したシステムを導入し、バックオフィス業務の改善を実現しています。現在、同社では主に以下の二つのアプリをClickで開発・運用されています。
『 ISGでんき卒FIT買取サービスマイページアプリ』アイエスジー株式会社では、太陽光余剰電力の固定価格買取制度(FIT)の期間満了を迎えた「卒FIT」のお客様を対象に、専用のマイページアプリを提供しています。このアプリは、月々の電力買取量をPDFファイルで確認でき、顧客対応の効率化と業務の自動化を推進しています。
『 タイムトラッキングアプリ』社員が業務の進捗を把握し、効率的な時間管理を行うためのタイムトラッキングアプリも開発されました。このアプリは、業務工数を可視化し、効率的に工数管理を行うための重要なツールとなっています。
今回は、これら二つのアプリの開発運用を担当されています谷津田 崇様(以下谷津田様)と、吉田健生様(以下吉田様)にお話を伺いました。
伝えたいこと
アイエスジー株式会社では、Clickで開発したアプリを使っていただくことで、業務効率化が進んでおり、これにより業務の負担軽減や生産性の向上が実現されています。
インフラ事業を基盤に、地元の皆様とともに歩んできた歴史ある企業
御社の事業内容を教えてください

当社は、プロパンガス事業を中心に、リフォーム業務やグリストラップ清掃業務、太陽光余剰電力の固定価格買取制度(FIT)の期間満了を迎えたお客様を対象に、余剰電力買取サービスも展開しております。
市川や船橋を中心とした地域に根ざし、インフラ事業を基盤に活動してまいり、長年にわたり、地元の皆様とともに歩んできた歴史ある企業です。

自己紹介をいただけますか?

当社では、業務効率化と自動化を推進するため、RPAツールの活用を積極的に進めています。特に、コーポレート部門の業務プロセスを社内で設計・構築し、その運用支援を行っています。私は、ClickやAppSheetなどのノーコードツールを活用し、RPAツールと連携したシステムの開発および提供を担当しています。また、システムの入れ替えを含む会社全体のデジタル化や、生産性向上を目的とした工数可視化施策にも取り組んでいます。

タイムトラッキングシステムの運用を担当しています。日々のデータ更新や各部署へのメール送信など、システムの円滑な運用を支える役割を担っています。

認証機能を一から実装する必要がなく、開発時間を大幅に短縮
アプリ名:ISGでんき卒FIT買取サービスのお客様マイページ
アプリの目的と特徴について教えてください

弊社は電力事業も展開しており、太陽光余剰電力の固定価格買取制度(FIT)の期間満了を迎えた「卒FIT」のお客様を対象に、余剰電力買取サービスをおこなっています。顧客ごとに専用のマイページアプリをClickで開発提供しており、月々の電力買取量をPDFファイルで確認できるシステムを運用しています。
システム開発で難易度が高い認証機能をClickならデフォルトで提供されており、簡単に開発することが出来ました。このマイページは、シンプルなデータ置き場の形式ですが、ファイル生成プロセスや新規顧客対応フローを自動化することで、業務の大幅な効率化を実現しています。
マイページ業務は3つのアプリとRPAで完全自動化されています。受付事務局がスプレッドシートに顧客IDと金額を入力後、実行ボタンでRPAが書類生成、PDF変換、Clickデータベースへのアップロードを行い、同時にマイページも更新されます。

マイページ導入による業務効率が大幅に向上
アプリ導入前の課題

アプリ導入後の効果

マイページの導入によって、どのような業務改善がありましたか?

マイページの導入により、以前は手作業で行っていたPDF作成、印刷、郵送の作業が自動化され、業務効率が大幅に向上しました。これにより、ミスの削減と業務負担の軽減を実現することができました。自動化された運用体制は、業務の迅速化を促進し、社員の負担を大きく減らすことに成功しています。

どの業務に時間がかかっているのかが明確に分かるように
アプリ名:社内タイムトラッキングアプリ
このアプリの目的と特徴について教えてください

社員には、Clickで作成したアプリを使って毎日業務の記録を行い、工数を正確に把握しています。このタイムトラッキングアプリは、業務工数の可視化と効率化を進めることが目的で、アプリに記録することで時間の使い方が一目で分かり、改善点を把握できます。
データはGoogleスプレッドシートに転記され、その情報を基に、毎朝9時にスタッフへメール配信されます。この習慣づけにより、業務の進捗確認と時間管理意識が高まります。
具体例として、ある部門で提案書作成に7割以上の時間が費やされていることが分かり、無駄な時間を削減する改善に繋がりました。

Click導入前には、どのような課題や問題点がありましたか?

Click導入前に使用していた海外製のノーコードツールで開発したアプリは、頻繁にクラッシュしていました。また、業務分類を大分類から小分類まで選ぶ際に、全ての項目が一度に表示されるため、選択が非常にしづらかったです。営業や事務所の移動など、関係のない項目も一緒に表示されてしまい、目的の項目を探すのが大変でした。
さらに、どんなに工夫してもこの問題は解決できず、細かな設定には限界があり、結果的にコスト面での負担も大きくなってしまいました。
他のツールとの接続がスムーズで、やりたいことができるように
Click導入後の効果を教えてください

Clickでは、他のツールとの接続がスムーズで、やりたいことができるようになりました。また、他のツールと異なり、クラッシュすることもなくなりました。
他のツール(Looker Studio)でグラフでデータが表示されるので、視覚的にわかりやすく、ぱっと見で状況を把握できるようになりました。これにより、『営業に思ったほど時間がかかっていない』とか、『事務処理に多くの時間がかかっている』といったことに気づく良いきっかけとなりました。さらに、業務分類を深堀りして見ることができるため、どの業務に時間がかかっているのかが明確に分かるようになり、その情報を基に、効率化を進める方法を検討する段階に入っています。


他の部門でも積極的に取り入れていきたい
今後の課題や目標などを教えてください

今後の課題としては、他の部門でもClickを活用できる場面があるのではないかと思っています。別のサービスが導入されている部分もありますが、Clickならコストをかけずにできそうという部分も多いので、他の部門でも積極的に取り入れていきたいと考えています。
各部門の話を聞くと、業務の中で困っている点や時間がかかりすぎている部分が多く、そういった課題に対してアプリで解決できるのであれば、今後もどんどん活用していきたいと思っています。
Clickを活用することで認証の仕組みをスムーズに取り入れることができ、課題を解決できました
最後に、現在Clickの導入を検討されている方にむけて率直なアドバイスをお願い致します

Clickの利点は、簡単にUI/UXを作成でき、メンテナンスも不要で、サーバーを借りる必要がないため、運用が非常に簡単です。
また、マイページのような機能は意外と需要があり、Clickなら特別な知識がなくても簡単に作成・運用できます。
以前、別の部門でマイページ機能の要望があった際には対応が難しかったのですが、Clickを活用することで『認証の仕組み』をスムーズに取り入れ、課題を解決できました。
業務効率化や顧客対応の質向上にもつながるので、導入を検討されている方にはぜひおすすめしたいです。
アイエスジー株式会社
- Webサイト
https://www.isgnet.jp/index.php
- 所在地
〒273-0047 千葉県船橋市藤原3-16-17